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雪乃紗衣 『彩雲国物語』
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山吹いづみちゃんに貸していただいた、
「想いは遥かなる茶都へ」
「漆黒の月の宴」
主人公・秀麗が茶都州牧として赴任するまでの二巻。
一つ前の「花は紫宮に咲く」よりもこちらのほうが面白かった。
(と失礼なことを言ってしまってごめん)ありがとう!

会話はラノベラノベしているんだけど、
秀麗が自分の居場所を報せるためにとった手段には
驚かされたし、そういう「機転」で読ませることがうまいなあと思う。

人の上に立つ人間というものについて、
『彩雲国』を読むととっても考えさせられる。
判断力というものをこんな風に読ませてくれるのは、いい。

ライトノベルって、人物の姿は「結果」として書かれているなと
ちょっと思ったりする。
例えば、ちょっと斜に構えたような高官が、
実は過去に苦学勉励してきて……という設定で話が進んだりする、
けど、実際に苦学に励んできた頃のことは描写されない。
会話中に「あいつは過去に頑張ったんだ」と紹介されておしまい。
でも、その言葉が出て以降は彼の人物に一つ、
「頑張った人」っていうものが付されてお話が進む。
なんと言っていいのか、
それもライトノベルの特徴なのかなあと思ったりするのだ。

ラノベをけなしたいわけではなく、
単にそうなのかなあと感じたということを
ここに書いてみただけなので、ご寛恕を。

雪乃紗衣 ともに角川ビーンズ文庫刊
『彩雲国物語 想いは遥かなる茶都へ』 平成16年
『彩雲国物語 漆黒の月の宴』 平成17年
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雪乃紗衣 『彩雲国物語 はじまりの風は紅く』
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山吹いずみちゃんにお借りした、人気上昇中の『彩雲国』。
ちょっと読んでみたかったので、嬉しい(^^)v
ありがとう、いずみちゃん……!

後半も後半、最後のところで加速して、
たくさんの意外な人物がどんどんベールを脱いでいく印象。
ちょっと目が回って追いつけなかったのだけど、
前半〜中盤の、無害でかわいらしい時間がとっても素敵だった(^^)

人はみんな苦しい時間を持っているんだなあ、とも思った。
秀麗も、劉輝も、そのほかの人々も。
それでも今、笑顔でいることがすてきだな、と思う。

ヒロインのために熱くなってくれる、劉輝いいな、劉輝(笑)

まさか本当に期間限定で帰ってしまうとは思わなかったので、
このさきどう展開していくのか……(>△<)気になる。

写真は、上野の博物館でやっていた、「遣唐使と唐の美術」展から
唐三彩のお皿(^^)

雪乃紗衣 『彩雲国物語 はじまりの風は紅く』 
角川ビーンズ文庫 平成15年
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藤原眞莉 『華つづり夢むすび』
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清少納言・椰子(なぎこ)が中宮・定子から上質の陸奥紙を下賜されて
「枕草子」を書くことになるエピソードをベースにしたお話。
コバルト文庫を手に取るのは久しぶりだった(^^)

わりと砕けているところはあるけども、
機知をきかせたやり取りの箇所などもしっかり書かれていて面白く読めた。
「ますらおぶり」の清少納言、
宮仕えの女性を弄ぶ貴人への憤りが主題。

  はづかしきものは、男の心のうち    (P197)

ここでいう「はづかし」は、「こちらが恥ずかしくなるほど立派」の意味ではなくて
「知ると辛くなる」の意味とのこと。

先日ひさしぶりに会った高校時代の友人たちは、
「彼氏が浮気なんかしたらぶっとばすよ!」と笑っていた。
今、普通に女性が望むことも、この時代には望めなかったんだな、としみじみ。

藤原眞莉 『華つづり夢むすび ―清少納言 椰子―』 
集英社コバルト文庫 2002年
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