山吹いづみちゃんに貸していただいた、
「想いは遥かなる茶都へ」
「漆黒の月の宴」
主人公・秀麗が茶都州牧として赴任するまでの二巻。
一つ前の「花は紫宮に咲く」よりもこちらのほうが面白かった。
(と失礼なことを言ってしまってごめん)ありがとう!
会話はラノベラノベしているんだけど、
秀麗が自分の居場所を報せるためにとった手段には
驚かされたし、そういう「機転」で読ませることがうまいなあと思う。
人の上に立つ人間というものについて、
『彩雲国』を読むととっても考えさせられる。
判断力というものをこんな風に読ませてくれるのは、いい。
ライトノベルって、人物の姿は「結果」として書かれているなと
ちょっと思ったりする。
例えば、ちょっと斜に構えたような高官が、
実は過去に苦学勉励してきて……という設定で話が進んだりする、
けど、実際に苦学に励んできた頃のことは描写されない。
会話中に「あいつは過去に頑張ったんだ」と紹介されておしまい。
でも、その言葉が出て以降は彼の人物に一つ、
「頑張った人」っていうものが付されてお話が進む。
なんと言っていいのか、
それもライトノベルの特徴なのかなあと思ったりするのだ。
ラノベをけなしたいわけではなく、
単にそうなのかなあと感じたということを
ここに書いてみただけなので、ご寛恕を。
雪乃紗衣 ともに角川ビーンズ文庫刊
『彩雲国物語 想いは遥かなる茶都へ』 平成16年
『彩雲国物語 漆黒の月の宴』 平成17年
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